焼酎Q&A

白麹と黒麹と黄麹の違いを教えてください。

かつて本格焼酎の麹はすべて清酒用黄麹菌で造られていましたが、明治末期に泡盛菌といわれる黒麹菌が導入されました。この黒麹菌は黄麹菌と違い、クエン酸を造り出す性質があり、温暖な地で造られる焼酎もろみへの雑菌汚染を防ぐことができるため、もろみ腐敗が減り、安定した生産が可能となりました。
そして、鹿児島の河内源一郎により黒麹菌の白色変異株である白麹菌が発見(1918年)・開発され、沖縄以外のほとんどの本格焼酎で使用されるようになりました。
最近では酒質の多様化で黒麹菌や黄麹菌も使用されるようになっています。一般的に白麹菌では淡麗なタイプ、黒麹菌を使うとコク、黄麹菌はやわらかな仕上がりになると言われています。

100%樽貯蔵とはどういう意味ですか?

田苑酒造では、より芳醇な味・香りを引き出すため、全量、樽で貯蔵した原酒だけを使用しております。 麦の貯蔵酒のパイオニアである田苑酒造が、長年の経験から導き出した「100%樽貯蔵」が美味しさの秘けつなのです。

薩摩焼酎の定義を教えてください。

鹿児島県産の良質なさつまいも、水を使い、鹿児島で製造から容器詰めまでのすべての工程を鹿児島県内で行った本格焼酎だけが、 地域ブランドとしての「薩摩」を名乗ることができます。
2005年12月、「薩摩焼酎」は、ワインのボルドー、ブランデーのコニャック、ウィスキーのスコッチなどと同じく、WTO(世界貿易機関)のTRIPS(トリプス)協定に基づき「地理的(原産地)表示」として認められました。 「薩摩焼酎」は世界ブランドとしてさらに多くの人々に愛される焼酎へと進化し続けています。

ふるさと認証食品(Eマーク)って何ですか?

鹿児島県が伝統製法や県産原材料のよさを生かした製品などに対し、品質などの認定基準を策定し、 基準に適合するものに認証マーク(Eマーク)の表示を付すものです。 芋焼酎には鹿児島県内で生産された“さつまいも”を主原料に、“米麹”を使用し、“単式蒸留機”により蒸留したものという基準が設けられています。
田苑酒造の芋焼酎もこの認定を受け、平成16年3月よりEマークを表示しております。
芋焼酎以外にも、鹿児島県にはさつまあげ・かつお節・山川漬など、15品目826製品(H19.11)のふるさと認証食品があります。

焼酎のカロリーはどれくらいですか?

食品成分表によると、本格焼酎(アルコール分25%)は100mlあたり146kcalです。 目安として、白米1合と焼酎(25%)2.4合(432kcal)が同カロリーです。
本格焼酎は、糖質やタンパク質をほとんど含まない為、他の日本酒やビールと比べて低カロリーといわれています。

おいしい飲み方を教えてください。

本格焼酎は原料ならではの、香りや風味、味わいに特徴があり、銘柄ごとに個性がございます。 また、お湯割りやロック・水割りなど飲み方が自由なところも焼酎を楽しむ醍醐味かもしれません。
そんな中で、一度お試しいただきたい飲み方として“燗付け”という飲み方です。 予め焼酎を水でお好みの割合に割ったものを1〜2日置いたもの(前割り)をゆっくりと人肌程度に温めて飲むスタイルです。
焼酎と水がなじみ、やわらかく口あたりのよい味わいが楽しめます。薩摩伝統の黒千代香を使うとまた格別です。

音楽仕込みについて教えてください。

クラシック音楽をただ流しているだけではなく、タンクや樽にトランスデューサー(音響振動機)と呼ばれる装置を用いて、 クラシック音楽を振動として伝えています。
田苑酒造では、一次もろみ工程と樽熟成工程、びん詰前の製品タンクで音楽を聴かせています。音響振動での効果として、もろみ工程では発酵が早くなることを確認していますが、最も効果の大きいのは焼酎になった後の熟成工程です。
蒸留直後の焼酎は荒々しい味なのですが、熟成とともに口あたりも丸く感じられるようになります。 これは、アルコールと水がなじむためだと考えられています。そこへ、音楽を聴かせることで熟成効果はさらに向上し、 音楽を聴かせた焼酎には気品が感じられるようになりました。 焼酎以外でも、音楽を聴かせた商品があるようです。パン酵母やイチゴ、乳牛や清酒・ワインなどなど。

焼酎はどれくらいの期間でできるのですか?

芋焼酎の場合最短で、麹造りに2日、一次仕込みで一般的に6日、二次仕込みで10日、 蒸留して原酒ができるまで17日(気温や原料の状況により変動します)。
しかし、すぐ出荷はしません。最低でも3ヶ月〜6ヶ月貯蔵し、酒質が安定した状態で出荷されます。商品によっては、長期貯蔵させるために3年以上熟成させて出荷するものもあります。 逆に、新酒などは、1ヶ月も経たず出荷しその若い味わいを楽しむお酒もあります。

樽貯蔵の樽は、どんな樽を使っているのですか?

樽と言っても、種類や大きさも様々ございます。
当社では、オーク樽を中心に使用しております。樽貯蔵酒にこだわる田苑酒造では、大きさや樽内面の焼き具合、新樽と古樽の使い分けなど、長年培ったオリジナルのノウハウが、田苑酒造の樽貯蔵酒の味わいを支えています。

本格焼酎の日があるの?

毎年11月1日を「本格焼酎の日」としております。
これは、この時期その年に仕込みを始めた焼酎の新酒ができあがる頃で、焼酎製造業者が昭和62年(1987)に制定しました。
「いい月いい日」と読める縁起の良さも理由だとか…。

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