田苑 金ラベルができるまで
田苑酒造の焼酎は麹つくりから発酵、蒸留・貯蔵に至るまで、
薩摩に伝わる伝統的な製法を各工程ごとに科学的に分析し製造しています。
そして、人の温もりと厳しい管理システムのもとで、
人と自然と技術がバランス良く調和した本格焼酎が生まれます。
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製麹/白麹
手作業で種麹(白麹菌)を付着させ、ドラムの中で1日生育させた後、工場3Fの三角棚へ落とし込む。撹拌によって温度管理をしながら、さらに1日寝かせる。米麹と大麦麹の2種類を造って、別々に仕込む。
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一次仕込み/発酵
3日目の朝に出麹。2Fの一次仕込みタンクに麹を入れ、水と酵母を加え、クラシックを聴かせながら5〜6日発酵。一次醪ができる。
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主原料/大麦
主原料は、オーストラリア産二条大麦。でんぷん質に富んだ大粒の麦を65%まで精麦して使用。
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蒸す
洗って糠を落とし、浸漬後、水を切ってから蒸して冷却する。
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二次仕込み/発酵
麹に対して2倍の量の主原料を一次醪に加え、約2週間アルコール発酵。アルコール度数約17%の二次醪ができる。
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蒸留
単式蒸留器を用いて常圧蒸留。蒸気で過熱沸騰させ、立ち上る蒸気を冷却。アルコール度数約41〜43%の原酒が生まれる。
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濾過・精製
活性炭を用いて冷却濾過。麦麹の原酒はイオン交換、米麹の原酒は再留という異なる方法で精製する。
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樽貯蔵/熟成
オーク樽で貯蔵・熟成させた後、貯蔵タンクに移して長期貯蔵。長いものでは4年以上も熟成させる。
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ブレンド・割水
異なる原酒の個性を見極めながら、田苑 金ラベルの揺るぎない香味へとブレンド。25度に割水。
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音楽仕込み/熟成
音楽仕込みタンクで、24時間×2週間クラシックを聴かせながら最後の熟成。まろやかさと品格を得る。
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瓶詰め
瓶詰めし、ラベルを貼って出荷。