変わることに臆病になってはいないか。
時代がもの凄い勢いで流れる中、
変わらないことは取り残されることと同じ。
しかし、ころころとすべてを変えるのはどうだろう。
同じ道で、新しい自分を創ろうではないか。
新しい輝きを目指すあなたに乾杯。
新しくなった『田苑 ゴールド』。
この酒も、同じ道で違う輝きを求めた。
全量3年貯蔵、音楽仕込みという
蔵のこだわりはそのままに、酒質を深化。
クリアでキレがありながらも香味豊か、
しかも濃厚な味わいに仕上げた。
そこにあるのは、我が道をさらに進めた自負。
そう、あなたと同じ生き方。
誕生、New 田苑 ゴールド。
2017年7月に発売30周年を迎えた『田苑 ゴールド』。ラベルが変わっただけではありません。味も香りも新しくなりました。リニューアルでは「生まれ変わった」というフレーズをよく使いますが、『田苑 ゴールド』の場合は「新化」であり「進化」かつ「深化」。同じ道、同じ方向で、さらなる理想を追い求めました。実はこのリニューアル、30周年を機に突然行ったことではなく、発売時からそのDNAに組み込まれていたもの。『田苑 ゴールド』の歴史は、理想を追求する歩みそのものだったのです。
田苑酒造は1985年、日本初の樽貯蔵麦焼酎『田苑 金ラベル』を発売しました。当時の焼酎としては珍しい「長期貯蔵」「樽貯蔵」という概念を打ち立て、独自の技と粋を駆使して味わいを生み出し、愛飲家の心をわしづかみにしました。しかし、当時の『田苑 金ラベル』は一升瓶サイズだけ。この旨さをもっと多くの人に知ってもらいたい…。大切な方への贈りものとして使っていただきたい…。そんな想いをカタチに。そこで、スペシャリティを感じさせる小サイズタイプの開発が始まり、1987年、オリジナルの720ml角瓶が完成。『田苑 ゴールド』として世に送り出すこととなりました。
『田苑 ゴールド』が新たな理想に向かって歩み始めたのは、発売から20年を経た2007年。エイジングスピリッツと呼ぶにふさわしい、さらなる“味わい深さ”を求め、新たな酒質を探り始めます。苦節1年。辿り着いたのは、原酒のブレンド比率を見直し、3年以上の歳月をかけてじっくりと熟成した原酒だけを使うというもの。これにより、香りはより芳醇に、味はやさしい甘さを備え、味わいはどこまでもまろやかになりました。
さらなる理想として掲げたのは、これまでの酒質を踏まえながら、もっとじっくり、ゆったり、静かに、味そのものを愉しんでいただくこと。果たして、その味はどんなものか…? 香りや味わいは…? 挑戦が始まりました。研究に研究を重ね、ブレンドの比率を微妙に変えて行ったテストは100通り以上。まったく新しいものを創るより、現状を深化させることの難しさを痛感する日々が続きました。ようやくひと筋の光明が見えたのは2016年の暮れ。実に、構想5年、酒質の仕上げだけでも1年以上の歳月が費やされていました。
現状に満足せず、常に新たな理想を追い求める田苑酒造のDNA。「長期貯蔵」「樽貯蔵」「音楽仕込み」など、田苑酒造ならではの技と粋。そのすべてを注ぎこんで作り上げた味わいは、これまでの概念を打ち破るものになったと自負しています。香り、味わい、そのすべてを心ゆくまで愉しむなら、まずは、ひとり静かに。あるいは、言葉を交わさなくてもわかり合える相手と。味そのもので満たしてくれる個性が『田苑 ゴールド』にはあります。グラスに顔を近づけると感じるのは、バニラのような香り。口にすると、重厚で力強い味が挑んでくるかのようです。それでいて優しく広がるのは、まろやかで深みのある味わい。これはまさに、焼酎の新しい世界と言えます。水割りやお湯割りもいいですが、『田苑ゴールド』のすべてを存分に愉しむなら、オン・ザ・ロックがおすすめです。
とはいえ、このリニューアルもまだ通過点。『田苑 ゴールド』は、これからもさらなる高みを目指します。この際立つ香りと深みを増した味わいの先に何があるのか。それは田苑酒造も期待するところです。
シルバーはゴールドに次ぐ2番手ではない。
焼酎の理想を追求するという同じ目標を掲げながらも、
明らかに違う頂を目指したものだ。
新しい『田苑 シルバー』は、
『田苑 ゴールド』と同じ「音楽仕込み」「全量3年貯蔵」。
しかし、製成や貯蔵方法の違い、
独自のブレンド技術により、個性を際立たせている。
麦本来の風味とともに、
フローラルな香りやまろやかな味わいに
酔いしれてほしい。
まず、そのフローラルな香り。時の流れをゆったりさせてくれる優しさに満ちています。そして、ひとくち含むと、その味わいに驚くことでしょう。もともと定評のあった綺麗なまろやかさは、このリニューアルでさらに厚みと深みを増しました。新しい『田苑 シルバー』のすべてを愉しむには、ひとり静かに、もしくは気のおけない相手とオン・ザ・ロックで。飲み方に自分流を貫くのは、いったんじっくり味わってからでも遅くはないはずです。
JAL(日本航空)が行っている九州本格焼酎応援プロジェクトで、リニューアルした『田苑 シルバー』が「米・麦部門」でグランプリを獲得しました。このプロジェクトは、JALと地域が一緒に地方の元気を創る「JAL 新・JAPAN PROJECT」の一環。2016年の第1弾は宮崎県、2017年の第2弾は鹿児島県の焼酎を取り上げました。
選考会では、JALワインアドバイザーで国際ソムリエでもある大越基裕さんから「厚みと飲みごたえがある」と高評価をいただいたほか、「スッキリしているのに旨みがある」など好評。「洗練されたボトルデザインで海外の方に好まれる」との声もいただきました。